皆さんこんばんわ、凡子です。
皆さんは放課後デイという制度をご存知ですか?
障害のある学童期児童が学校の授業終了や学校の休業日に通う、
療育機能、居場所機能を備えた福祉サービスです。
タイトルの通り放課後デイの選び方と書きましたが、ここでは
私が子供のために選んだ放課後デイの決め手です。
一例なので内の子供に一番向いていると思った所を紹介します。
ネットで調べても、場所は示されても、どういうところがいいのか
分からないのが現状。
内の子供の場合は高機能広汎性発達障害、今では統合され
自閉症スペクトラムです。それと併発して場面緘黙があります。
知的障害は伴わないけれど、コミュニケーションに問題があって
人に物事を伝えるのが大の苦手。寡黙なので一般的に大人しい人と
誤解されますが、本人は話したくても話せない状況が続き
学校に行くたび緊張しています。
今では学校や車校に行く時お腹が痛くて行けない場合もあります。
障害者手帳を習得する予定でいますが一番サービスが低い3級なので
殆ど持っていても効果がないと私は思っています。
ただこれを持っているので放課後デイや就職支援プログラムを
受ける手続きがスムーズになるくらい。
なくても医師の診断書があればサービスは受けれますから。
目次
- ①目標を立てる
- ②放課後デイを利用するために立地を考えた
- ③市の発達障害支援センターに相談する
- ④高校の先生に聞く
- ⑤放課後デイの特性を探す
- ⑥見学に行く
- ⑦放課後デイだけじゃない
- ⑧就労継続支援B型事業所がある
- ⑨どうしてB型がいいのか(選んだ決め手)
- ⑩まとめ
①目標を立てる
私が子供に求めることは20歳の誕生日が来る前に就職すること。
出来たら正社員で。
放課後デイでは親が何を求めるかが一番の必須だと私は感じます。
(発達障害のある内の子供は自分の将来の展望を描けません。
分からないんです。一般の子供なら何かになりたいと思うことがあるのに
何も浮かばないんです。だからこそ、私は親が基礎の指標を立てるのが
必要だと考えています)
私は就職するスキルを取ってほしい。
内の子供のような福祉サービスをほとんど受けれず
コミュニケーションが大の苦手だという性格を持ちながら
社会で生きていけなくてはいけない
このグレーゾーンが苦しいんです。
サービスがほぼ受けれないのに障害というハンデを背負って
生きていく。私もそうですが苦しくてもこれも個性なので
苦労しても楽しいと思える時がいつか来ますよ。
時間はかかるけれど→笑 楽あれば苦あり。
親御さんの中には宿題を見てもらえるとか、一緒に料理を作って
新たなことに挑戦させたいなど色々な目標があると思います。
まずは指標を親が決めることが大切だと私は考えます。
②放課後デイを利用するために立地を考えた
放課後デイは市町村によって違いはあると思いますが数が多いです。
あまりにも数が多いのでどこがいいのか利用する側は悩みます。
通わせるのに決め手となるのは立地の条件があります。
家から遠い場所では子供を通わせるのも難しいですし
学校から近い所がいい方もいらっしゃるでしょう。
私の場合は立地条件は学校から近い所を選びました。
学校帰りにそのまま行けるところ。
家よりも学校の近くの方が事業所はいっぱいあるので。
内は都会じゃない田舎ですが、様々な施設は
近くにあるくらいな場所なので、放課後デイは沢山あって悩みました。
③市の発達障害支援センターに相談する
内の子供は市の発達障害支援センターに通って1年半たちます。
効果は殆どありませんが、引きこもりの子供の外に出す唯一の
機会なので連れて行ってます。(学校行く以外は引きこもり)
ここで放課後デイがあるということを聞きました。
お金は無料なのでありがたい所ではありますが専門家ではないので
限界はあります。
どちらかというと次の施設への橋渡しの役目が大きいです。
内の子供は高校生で思春期なので難しいのです。
ここでは話せるようにならないと感じた私が相談したら
放課後デイがあることを教えてもらったいきさつがあります。
ただし、数がいっぱいあるのと、職員がココがお勧めだというのは
言えないと言われましたが、一番皆が行くところを教えてもらい
そのまま決めました。
④高校の先生に聞く
子供が通う学校は私立の通信制の学校です。
全日制の高校や公立の通信制に行ける頭がなかったので
ココしか行けませんでした⇒涙
代わりに私立ですがスクールカウンセラーは毎日在中で
内の子供のような発達障害の子供が数多く在籍しており
大人しい子供と、話すのが好きな子供のクラスと、通う曜日が違うので
いじめは殆どありません。
いじめにあった経験者や、不登校経験者も多いので学校の先生が
対応はよく知っているのでありがたかったです。
子供はもう高校三年生なので、就職支援プログラムを受けると
言ったら安心されました。
高校の就職を担当する先生は色々情報を知っていそうで
内の子供を通わせるところを言ったら
ここは実績があると教えてくれたので更に安心しました。
⑤放課後デイの特性を探す
私が決め手とするのは子供が就職するスキルの習得です。
私が選んだところは従来の放課後デイとは違い
将来働く、就職するために必要なスキルを
総合的に身につけていくことを目標とした
就労準備型の事業所です。
⑥見学に行く
見学は必要だと思います。
どういった雰囲気なのか、親がよくても子供が行きたくないと言えば
それで終わってしまうので子供の意志も必要です。
⑦放課後デイだけじゃない
他のところも併設しているところ多いですが
放課後デイだけじゃなく就労移行支援事業所と
就労継続支援B型事業所が同じ会社が母体としてやっているので
スムーズに次の段階に行けるのでありがたいです。
⑧就労継続支援B型事業所がある
通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき,
就労の機会を提供するとともに,
生産活動その他の活動の機会の提供を通じて,
その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業のこと。
雇用契約を結び利用する「A型」と、
雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。
内の子供が通っている放課後デイの隣に就労支援B型があります。
簡単な作業ですが経験できるのはいいチャンスなので
決め手の一つになりました!
⑨どうしてB型がいいのか(選んだ決め手)
実はこういった施設を利用している方って結構一般就職が
難しいのです。能力が低いわけじゃないんです。
本人がA型で働き始めるとその市町村の
時給最低賃金は確保できるんです。月に7,8万円。
それでは生活できないので障害年金をもらって約14万くらいかな。
(合計するともらいすぎだと思う反面、
もらえなくなったらどうするのかしっかり考えてほしいと思う)
そういう方が多いんだそうです。今は障害者年金もらえるけれど
いつか国は標準が厳しくなるし、資金額は減るでしょう。
それがあって前に進まない方とか、一般就職が怖くて
諦めてしまう方がいるのが現実。
私はそれを知ってしまうと自分の可能性を
失ってしまうんじゃないかと思うんです。
勿体ない!
だから子供にはB型までどんなものなのか見てもらい
A型じゃなく一般就労を目指してほしいです。
(一般就職が難しい方や障害者年金を貰っている方がいるというだけで
全員がそうだと思っていません、
不快な思いをされた方には申し訳ありません)
⑩まとめ
もう高校三年生になったので放課後デイはほとんど利用できませんが
慣れるのに時間がかかるのでまずは放課後デイで準備をして
来年からは就労移行支援でパソコンスキルやビジネスマナーや
社会人基礎力など学んで働くことが楽しいと思える子供に
なってほしいと思います。
本来なら金持ち父さん貧乏父さんでラットレースから出てほしいですが
働くことさえまずできない人間が、働かなくてもお金を埋める
システム構築なんてできるわけないんです。
まずは基礎ができてからの応用なので。
ネットがあるから何か発想があって作れる子だったらいいんですけど
作るよりも見る撰なのでしかたがないですね→苦笑
子供を持つ親御さんは悩みが多すぎて大変だと思います。
発達障害のある子どもは考え方が時々常識とずれているところがあるので
常識からずれないように一杯話をして信頼関係を築いて
欲しいと思います。
親が思うより子供は全く悩んでいないのがグレーゾンの子供たち。
大変なのでその悩みを分かち合いたいと思います。
皆さんTwitterなどで愚痴でも悩みなど話しましょう。
私もつぶやこう。
長文読んでいただきありがとうございました!